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第1曲 Introitus: Requiem(入祭文) フアゴットとバッセルホルンがうたい流すおだやかな旋律に始まり、合唱が「主よ、永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え」と歌い、ソプラノ独唱が「天主よ、シオンにて賛歌を主にささぐるはふさわし、イェルザレムに人は主にちかいを果たさん」と祈りをこめ、「わが祈りをきき入れ給え、全ての肉身は主にきたらん」と力強く合唱して「永遠の安息を与え給え、絶えざる光」で終わる。
第2曲 Kyrie(キリエ) 「主、憐れみ給え、キリスト、憐れみ給え」と合唱による壮大な二重フーガ。さらにバス、アルト、ソプラノ、テノールが別な旋律により加わり二重フーガを繰り広げ、最後に「主よ、憐れみ給え」と閉じる。
(第1部)Dies irae (怒りの日) 四部合唱により「かの日こそ怒りの日なり…」が力強く歌われる。ここで永遠の安息の動機が現れ、曲全体を「永遠の安息」の気分で統一している。
(第2部)Tuba mirum(妙なるラッパ) 「全上の墳墓に鳴りわたる妙なるラッパの響きにて…」突如として響く独奏トロンボーンに導かれ、バスの独唱。テノール、アルト、ソプラノの独唱が歌詞と旋律を変えて続く。最後は四重唱で力強く結ばれる。
(第3部)Rex tremendae majestatis(仰ぐも畏き御霊威の大王) 「仰ぐも畏き御霊威の大王、お恵みもて救わるべき者を救い給えば、われを救い給え、いつくしみの泉よ」と四部合唱が力強く歌う。最後はカノン風に進行し、「われを救い給え」と静かに終わる。
(第4部)Recordare Jesu pie(慈悲深きイエスよ) 四重唱のみにより静かな気分を維持する。チェロに彩られバセットホルンがゆるやかに奏する。アルトとバスがデュエットし、ソプラノとテノールが反復したのち、管弦楽の間奏をはさんだなごやかな四重唱を繰り広げる。全曲中最も長い(9分弱)部分である。
(第5部)Confutatis maledictis(呪われし者を愧服せしめ) 曲の前半、弦楽器の激しい伴奏を従えた力強い男声合唱「呪われしもの…」、ソットヴォーチェによる女声合唱「われらを祝せられし者と共に招き給え」と交互に現れ、後半は四部合唱となり「灰の如く」と休みなく流れこむ。
(第6部)Lacrimosa dies illa(かの日や涙の日なるかな) 四部合唱により「人罪ありて審きを受けんとて、灰よりよみがえらん、かの日や涙の日なるかな」と歌う。モーツァルトはこの第8小節目でペンを置いた。第一ヴァイオリンが常に同じ型の伴奏で合唱に従う。
(第1部)Domme Jesu Chiste(主イエス・キリスト) 四部合唱、「願わくは彼らが地獄に」。この合唱がいったん終止すると、独唱がソプラノ、アルト、テノール、バスの順によリカノン風に「却って旗手なるミカエルが…」を歌い、再び合唱による「これぞ主がかつてアブラハムと…」とフーガで壮大な終止を告げる。
(第2部)Hostias(犠牲と祈り) 奉献文の後半である「主よ讃美の犠牲と祈りとを主に奉げる。願わくは我ら今日記憶する霊魂のためにこれを受け納め、彼らを死より生命に移るを得しめ給わんことを…」が歌われ、前半のフーガを共有する「これぞ主が…」で力強く終わる。
(第1部)Dominus Deus Sabaoth(聖なるかな、万軍の天主なる主) 「聖なるかな」に始まり、後半はバス、テノール、アルト、ソプラノの順で加わり「いと高きところまでホザンナ」の々たるフーガで曲を閉じる。
(第2部)Benedictus(主のみ名によりて)「主のみ名によりて来れる者は祝せられさせ給え」と独唱者群がρで四重唱、後半は前と同一の「ホザンナ」で合唱のフーガで終わる。
第6曲 Agnus Dei(神の子羊) 「世の罪をのぞき給う天主の子羊、彼らに安息を与えたまえ」と繰り返し、「永遠に」がつけ加えられて力強く終わる。
第7曲 Lux aetema(聖体拝領誦) ソプラノ合唱が「主よ、永遠の光を彼らの上に照らし給え。永遠に主の聖人と共にあらんことを…」と歌たう。「キリエ」の二重フーガが歌われ、「主は慈悲深くましませばなり」でおごそかに全曲を結んでいる。